保育士・幼稚園教諭の面接に受かるための基本マナー(髪型・化粧・服装・持ち物)

保育士・幼稚園教諭の面接対策

保育士・幼稚園教諭の面接にどのように臨めばよいか悩んでいませんか?

公立・私立を問わず、保育士や幼稚園教諭の採用時は「面接」が重要視されています。

ここでは面接の目的を理解した上で、それを対策するための基本マナーを解説します。

面接の目的

保育士・幼稚園教諭の面接はなぜ行われるのでしょうか?

面接を「人物試験」と呼ぶことがあるように、面接では受験者(あなた)の「人物」を見るために行われます。人物とは、人柄や能力、適正、仕事に対する意欲なども含まれます。

保育士や幼稚園教諭の採用では、面接、つまり人を見ることが特に重要視されています。

なぜなら、保育士や幼稚園教諭は、人格がつくられる時期(「人格形成期」と呼ばれます)の子どもの保育に携わり、子どもの発育に大きな影響を与えるからです。

保育士・幼稚園教諭の面接で評価されること

保育士・幼稚園教諭の面接では、次のような評価が行われます。

面接で評価される内容

  1. 仕事に対する意欲
  2. 積極性
  3. 誠実さ
  4. コミュニケーション能力(聞く力、伝える力)
  5. 協調性
  6. 受容性、感受性
  7. 職務能力(専門性の高さ)

1〜5まではすべての仕事に共通する力です。仕事に対する意欲が高くても、他人とのコミュニケーションができなければ、組織では仕事を続けることができません。

6と7は保育士や幼稚園教諭としての専門性が問われます。「(保育の)現場にふさわしい人物かどうか」がもっとも重要視されるのが、他の仕事と異なる点です。

保育士と幼稚園教諭の面接に備えるには、以上の点を頭に入れた上で臨みましょう。

面接の3つの形式(個別面接・集団面接・集団討論)

面接が1回の場合は個別面接になります(私立の多くの場合)。

面接が2回以上行われる場合は、集団面接や集団討論などがある場合もあります。

以下、それぞれの面接形式の特徴について解説します。

個別面接

個別面接は、1人の受験生に対し、1〜3人程度の面接官が面接します。

時間は10〜15分になります。

個別面接は、ほかのどの面接方法よりも自分のことを多く伝えられる貴重な機会です。話している相手の目を見ながら、落ち着いて話しましょう。

集団面接

集団面接は、複数の受験生に対し、1〜3人程度の面接官が面接します。

時間は10〜60分になります。

集団面接では、面接官の質問に対して、受験者が順番に回答をしていきます。受験者が複数いるということを除いては、個別面接とおなじになります。

ただし、集団面接は他の受験者もいるため、自分の考えを伝えられなかったり、他の受験者が先に答えてしまうということも考えられます。

そのような場合、「◯◯さんと同じですが〜」と前置きした上で、たとえ繰り返しになっても自分の言葉で答えることが重要です。

集団討論(グループ・ディスカッション/GD)

集団討論は、受験者同士がディスカッション(討論)するのを面接官が評価します。

時間は30〜60分になります。

一般的には次のような流れになります。

  1. 面接官からテーマが出される
  2. 10分程度考える時間が与えられる
  3. 順番に回答する
  4. 自由に討論する

集団討論では、協調性や積極性なども評価されるので以下の点に注意しましょう。

集団討論で注意すること

  • 他人の発言をさえぎって発言をしない
  • 対立意見を出す必要はない
  • 他人の意見と「どこが同じか」「どこが違うか」を整理して発言する
  • 議論の全体像に注意する

面接時の身だしなみ

面接時の身だしなみについて、特に指定がなければ、通常の就職活動と同じでかまいません。

子どもと接する仕事のため、「清潔」なイメージを忘れないことが大切です。自信がなければ就職エージェントのキャリアカウンセラーなどに見てもらいましょう。

髪型:長い場合まとめる

挨拶をしたときに髪が顔にかからないのが理想です。髪が長い場合はまとめましょう。

髪が長い方は耳にかけると清潔感が出ます。

男性は整髪料の付けすぎに注意しましょう。

髪色は、男性と比べて茶髪に寛容なところはありますが、できれば黒色にします。

化粧:ナチュラルメイク

お化粧は派手なものではなく、ナチュラルメイクにします。

社会人になると「すっぴん」はマナー違反になるため、適度なメイクを心がけます。

男性はヒゲ を剃った方が好印象になります。

服装:通常のリクルートスーツでよい

服装は、基本的にはリクルートスーツで問題ありません。ブランドものを着る必要はないので、黒や紺などのスーツを選びましょう。

久しぶりにスーツを着る場合、シワや汚れなどがある場合があります。そのときはクリーニング屋さんに出しましょう(1,000円くらいでクリーニングできます)。

私立の場合、「スーツでは普段着できてください」と言われることもあります。これは「気を張らずに」という意味もありますが、「普段の様子を見たい」という意味合いが含まれます。

いくら普段着で良いからといって、アクセサリーをジャラジャラ付けていたり、子どもや保護者の視点から見て違和感のある服装は避けましょう。もちろん派手なネイルも控えましょう。

カバン:A4書類が入る黒系にする

カバンは黒、A4書類が入るものを選びましょう。

靴:黒色を選ぶ

靴は黒のパンプスを選びます。「プレーンパンプス」と呼ばれるシンプルなものを選びましょう。ヒールが低いものを選ぶと、長時間歩いても疲れません。

持ち物チェックリスト

面接日の当日になって慌てないように、前日までに用意しておきましょう。

チェックリスト

  • 履歴書(写真付き)
  • 職務経歴書
  • 筆記用具
  • メモ
  • 保育士証

その他、面接試験によって必要なものがあるときは用意しましょう。

面接室でのマナー

面接室に入るまでの流れを解説します。

入室するまで

面接室のドアをノックする。

「お入りください」と言われたら、「失礼します」と言ってから入る。

入室後

ドアを閉じ、面接官の方に向かって礼をする。

椅子の横に立って「◯山◯子です。よろしくお願いします」と挨拶する。

「おかけください」と言われたら、「ありがとうございます」と言って着席する。

面接後

面接が終わったら、立ち上がり「ありがとうございました」とお礼する。

ドアの前に移動する。

面接官の前に向き直って「失礼します」とおじぎする。

ドアを開けて退室する。

おじぎの姿勢

おじぎは背筋を伸ばして45度まで上半身を倒します。

女性は手を前で合わせる。男性は手を脇につけます。

座る姿勢

椅子にもたれかからず、浅く座る。

女性は両手をひざの上で合わせる。男性は足を少し開いて、手をひざの上に乗せる。

面接時の言葉づかいも気をつけよう

最後に、面接時の言葉づかいも意識しましょう。とっさの対応時には普段のクセが出てしまうものです。普段から丁寧な話し方ができるように練習をしておきましょう。

返答:「はい」「いいえ」

イエス・ノーで返答する質問をされたときは「はい」「いいえ」で返答します。

間違っても「うん」などと答えてしまわないようにしましょう。

お礼:「ありがとうございます」

ほめられたときは「ありがとうございます」とお礼をします。

謝罪:「申し訳ありません」「失礼しました」

行き違いなどミスがあったときは「申し訳ありません」と謝罪します。

「ごめんなさい」や「すみません」はNGです。

尊敬語:「〜いただく」「〜される」など

目上の相手の人には、「先ほど質問された〜」のように「尊敬語」を使います。

謙譲語:「父は〜」「〜おります」

自分の家族など身内のものの場合には、「父は教員をしております」のように「謙譲語」を使います。「尊敬語」や「謙譲語」などの単語を覚えるより、表現を覚えてしまいましょう。