保育士・幼稚園教諭の面接対策「志望動機」

保育士・幼稚園教諭の面接対策

保育士・幼稚園教諭の面接試験で自己PRと必ず聞かれるのが志望動機です。面接試験では、この志望動機を通して自己PRにつなげることができます。

ここでは保育士・幼稚園教諭の面接対策として、志望動機について解説します。

志望動機は2種類ある

保育士・幼稚園教諭の志望動機には大きく2種類あります。

  • なぜ保育者になりたいのか
  • なぜこの自治体・施設を選んだのか

一般企業でいうと、「なぜ保育士になりたいのか」は「なぜこの職種を選んだのか」にあたります。自分が保育士という職種を選ぶにいたった理由を考える必要があります。

一方、「なぜこの自治体・施設を選んだのか」は「なぜこの会社を選んだのか」と同じです。他には当てはまらない、その自治体・施設にしかない特徴を述べることが大切です。

自治体・施設について

公立の場合は、自治体の公務員試験を受けます。

私立の場合は、施設の採用試験を受けます。

こんな志望動機はNG

自分のメリットしか考えていない

たとえば「有名だから」といった知名度を使ったものや「安定しているから」といったものは、評価が下がります。保育者の目線で何を考えているのかを伝える必要があります。

自治体・施設の説明がそのまま

自治体や施設のホームページの内容をそのまま写したものはすぐにバレます。面接官は何人もの人を見ています。自分で考えたオリジナルの志望動機を話しましょう。

どこにでもあてはまる内容

どの自治体や施設、どの職種にもあてはまる「魅力的」「やりがいを感じる」といったものは、どこにも刺さりません。そこにしか当てはまらない理由を考えることが重要です。

志望動機の考え方の3ステップ

ここでは志望動機を考えるための3ステップを紹介します。

どうして保育者になりたいか考える

まず、自分が「なぜ保育者になりたいか」を考えましょう。他の仕事ではなく保育者が良い理由、保育者になって何がしたいかを現在の保育状況などと絡めて考えます。

その自治体・施設を選んだ理由を考える

次に、「なぜその自治体・施設を選ぶのか」を考えます。ほかの場所には当てはまらない、その場所にしか当てはまらない理由を見つけることが大切です。

そこで自分の能力がどのように活かせるか考える

そして、自分の能力がその自治体・施設でどのように活かせるかを考えます。このとき「自分が何をやりたいか」ではなく、「どのように相手に貢献できるか」という視線で話すことが重要です。

志望動機でよく聞かれる質問5選

ここで自己PRでよく聞かれる質問を5つ紹介します。面接官の質問にはすべて「意図」があります。面接官が何を聞きたいのかを考え、それに答えられるようにしておきましょう。

なぜ保育士・幼稚園教諭になろうと思ったのですか?

これは「職種に就こうと思った理由」を聞かれています。職業に就いたあと、目標を持って成長できるかどうかが確認されます。

回答例

幼い頃に通っていた保育園での先生の指導が印象に残っています。友達とケンカをしても怒らず、ケンカにならない方法を教えてくれました。私もその先生のように、正しい指導ができる保育者になりたいと思い、この仕事を希望しました。

まずは結論から話すことで話が分かりやすくまとまります。また、理想の保育者像を持っていることを伝えると、相手に仕事に対する「熱」も伝わります。

あなたのどのような点が保育者に向いていますか?

あなたの保育士・幼稚園教諭の適正が確認されます。

回答例

年下の子どもと遊ぶときは、彼らの目線に合わせて話すようにしていました。そうすることでみんなが楽しんとよろこんでくれるので、自分が保育の仕事が向いていると感じました。

実際のエピソードと一緒に話すと、話は説得力が生まれます。ここでは「子どもがよろこんでくれる」というエピソードを通して、自分の適正をアピールしています。

当自治体・施設の志望理由はなんですか?

これは「職業」ではなく「その場所」を志望した理由です。自治体・施設をきちんと調べているか、どれだけ知っているかが問われます。

回答例

こちらの施設の「子どもたちの自主性を活かした保育方針」に魅力を感じました。また、全国的にも子育てに向いているといわれるこの地域で、保育者としてかかわりたいと思っております。

「この施設で働きたい」という気持ちを伝えることが必要です。そのためには、自治体や施設のホームページなどで「その場所」の特徴をしっかりとつかんでおきましょう。

他に就職試験を受けているところはありますか?

就職活動の状況を確認しています。また、実際に内定を出したときに就職してくれるかも確認されます。

回答例

はい。他にも魅力を感じる施設があったので採用試験を受けております。しかし、こちらの施設の◯◯なところは他にないと感じるので、こちらで働かせていただきたいと思っております。

自分に合った就職先を能動的に選んでいることを伝えます。ただし、他の場所にはない点をあげて働きたいことを伝えれば、好評価につながります。

前職の退職理由を教えてください

保育の経験がどのくらいあるのかを確認しています。また、退職理由を知ることで、あなたがどのような人間かを確認します。

回答例

以前の職場では3歳児までの保育を担当していましたが、他の年齢の子どもを担当したいと思い、退職をしました。幅広い年齢の子どもを預かるこちらの保育所で能力を活かしたいと思います。

退職理由が前向きであることを伝えます。たとえ、そのときの退職理由がネガティブなものであったとしても、けっして前の職場のことを悪くいってはいけません。

また、「前職の経験を活かしてここで働きたい」という気持ちを伝えることで、自分が即戦力になれることを伝えられます。